V6のライブで私に起こったとてもいいこと
感動のオーラスから1ヶ月経った。早いなぁ。残すところ、今年もあと1ヶ月。
私のライブの時に起こったことを書いておきたい。ああ、忘れてしまいそう。
あーいうぉんちゅーちぇーんざわーー♪
それはテープがシュパッと飛んだときだった。みんなテープに向かって手を伸ばす。
私は始まる前に相方に、高いところで何本かゲットしてね、と頼んでおいた。 その日の2階席で見ているリア友にあげたかったからだ。が、発射口に近すぎて、とれたのは1本。
私の手にも1本!!と掴んだ瞬間、隣の人がバランスを崩して倒れてきた。おっ、と抱き留めて助け起こした彼女の手に握られていたのは、私が掴んだテープのもう片端。 ハッと一瞬考えたが、相方が1本取っていたのを見ていたので、いいや、すまん、許せ、リア友よ、と心の中で拝んで手を放した。
「いいんですか?」
「いいですよー」と言うやりとりの後、気持ちをV6に向ける。その間、何秒だっただろう。一瞬だったと思う。
それからテープのことは忘れるように努めた。そうこうしていたら、私の列の左側、テープの彼女のいた方がざわざわっとした。ん?とみると、その彼女からテープの束が回ってきたのだ。ん?とみると、彼女が「どうぞ」えええええ!と思いながら1本取って相方は取らずにまた右に回す。お礼を言ったかどうかももう覚えていない。やってあげたとか、そんな感じでもなく、何事もなかったように場は静まった。ありがたい。これでリア友ちゃんにお土産ができた!
別の会場では、2階席の上の方に警備のお兄さんがテープの束を持ってきた。私は後ろの方だったけど、前列の人は大喜びしていた。いやーなんですか、これは。
今まで、テープが発射されるライブに行ったことはある。私もそうだが、幸運にもゲットできた人たちは大事そうに抱えて帰っていた。
V6のライブは、テープ取れなかった人に分けるんだって、と聞いたのは、ファンになってからだ。
そうだよ。たくさんあっても仕方ないんだから分ければよかったのよ。なんで気がつかなかったんだろう。
退場するときに見たら、客席には1本もテープは落ちていなかった。
他のアーティストのライブで、そこに落ちてるテープを取ってくれと警備さんに頼んだけど断られた、というのも見た。1人にそんなことすると収拾がつかなくなるというのもわかる。これはファンを見切ったか。
この日、もう一つ、ハートの落下物があった。ヒラヒラヒラヒラ。アリーナだけでなくスタンド1階にも。うわぁ。スタンドに向けてってすごいなぁ。ただ、これは触れることもできなかった。テープを手にしただけでもよしとしよう。
幸せをいっぱいもらっての帰り道、原宿口の混雑を横目に渋谷口の方へ歩く。
あーだったね、こーだったね、と話ながら歩いていると、前を歩く人から何か落ちていく。
ふわふわふわふわふわ。
拾ってみると、あの憧れのハートちゃん!
わー初めて触った〜と思ったが、ハッと我に返り、落とし主が帰って鞄を見て、ない!!というところまで一瞬で浮かぶ映像。
走って肩を叩き、「落としましたよ」と渡すと、「あっ、ありがとうございます!」と喜んでくれた。
あーよかったなー、なんかいいことしたよね、そのうちいいことあるかなぁ、と出待ちのあたりまでさしかかると、後ろから声を掛けられた。
「あの、ハートとれました?」ん??さっきのハートのお姉さん。
「あっ、いいえ(にっこり)」
「まだあるんでよかったら。ほら、おかあさん」と彼女のお母さんの鞄からハートが差し出される。
「!!!いいんですか??」
「いいんです(にっこり)」
「ありがとうございます!!」
いいことあった!すぐあった!!
それからは、いやーすごくない?すごいよね!なにぶいのファンって。どこまで人間できてんの。盛りあがったのはいうまでもない。
そして、11月1日に繋がっていく。
TwitterやFacebookやいろんなSNSで拡がって少しずつ、好意は拡がっていって、それが当たり前になってくる。わけられる幸せは分け合う。だって、みんなV6が大好きだから。
母数が大きくなると、一定数いる困ったちゃんが増えるのは致し方ない。嵐さんのファンが競争みたいになってしまうのはそういうのもあるのかなぁ。相手を人として認識すると、そうそう無茶はできないもの。適度な距離と人数というのは大事なのかもしれない。
V6オーラスと嵐さん
そろそろ落ち着いてきたみたいなのでまた書くかな。
思っていることを書くというのは思いの外すっきりする。
一度吐き出すと、気がついたら考えているなんてことが少なくなる気もする。
V6エントリーでは、たくさんの方に読んで頂いたようでびっくり。いろんな意見があるからきっと違うって思う人もいるだろうなぁ。お手柔らかにお願いします〜
でもまあこれは単純にあの日の様子を知りたかっただけのアクセスだとわかってますよ。
ところで、オーラスに嵐さん。噂が流れたときはかなり物議を醸した。
私の結論から言うと、あれでよかったと思っている。もちろん、嵐のうちわをもってV6オーラスに入るようなトンデモちゃんは論外である。言及するに値しない。
まず、嵐さんがぶいさんたちを大好きだということ。
20周年をお祝いしたいと思っていたということ。
ここにツッコむところはない。何の問題もない。
松潤が気にしていた、V6とファンの大事な時間に嵐が入っていいのか、というのがこの問題のポイントだろう。
嵐はダメでTOKIOはいい?じゃあ、JUMPは?それも変な話だ。
お祝いだもの、今まで後輩や先輩が来てくれていたのにV6の時はナシとか。
いやいや、確かに20周年AnniversaryはV6とファンのもの。
だけど、嵐だってV6チルドレンだし、TOKIOだってほぼほぼ同期の桜で肩組みたいだろうし、ぶいさんたちだって来てくれたらうれしいと思ってたと思う。
嵐さんがV6のステージにあがれば、翌日のニュースは嵐さん一色になるのはだれでも予想できた。ファンが一番危惧したところでもあった。
嵐さんがビッグネームであることは彼らのせいではない。推定180万人のFCの人数。V6の28万人は嵐の膝くらいまではいけるかな。イノッチが「いいんじゃね?」くらいのノリでOKをだしても、松潤はそれに乗っかるわけにはいかなかった。大好きな先輩の晴れのステージを台無しにするようなまねはできない。でも、お祝いしたい。悩んだ末、ライブの流れの中での登場するタイミングは、アンコールのTAKE ME HIGHER。
あとは日程だ。
オーラス登場の噂の中、私も新潟がいいんじゃないかな、とか、名古屋?百歩譲って代々木の土曜日とか?なんて考えていた。だって、地方、盛りあがるじゃん。いっつも東京ばっかりだし。結局、代々木は連日誰かがロイヤルボックスに座っていたし。
オーラス以外に嵐登場。いいんじゃない?
でも、もしそんなことになっていたら、と思うと今でもゾッとする。オーラス翌日のWS、新聞、ニュースはまだ記憶に新しい。
【V6のオーラスに嵐がバックダンサーでついた!!なんて豪華な!!】
ほぼ全てのメディアでとりあげられ、話題にされた。全国放送、ローカル放送共にである。
11月1日はデビュー記念日。外で記者会見、そしてツアー最終日の流れ。
ここで20周年の締めくくりを大きく取り上げてもらわなければならないのだ。
別の日に嵐が登場して、「豪華!」と取り上げられたV6のステージ、再び大きなインパクトを持って扱われるだろうか。
答えは否である。たぶん、ベタ記事、囲み記事でツアー最終日がつつましく出るくらいだ。
そんなことになってはならない。まだ解散してないの?とか、まだいたの?とか思っていやがるV6に興味がない人でも、1回は目にするくらいの勢いで露出し、20年目に突入しなくてはならないのである。飛ぶ鳥を落とす勢いの嵐を後ろに従えて、だ。
そのためのダシになるくらい、嵐さんが喜んで承諾したのは想像に難くない。いや、きっと邪魔だけはしたくないと思っていたはずだから、役に立つならうれしいよね。果たして、結果は目にしたとおりになった。
ジャニーズ事務所というところは、鉄の要塞でタレントを守っていると思う。
タレントが一番。ファンは二番。チャンスを与え、協力し、教え、導き、守る。ネットでの悪用を考えてなのか、今となってはもうよくわからないが、ネットに画像を載せることを頑なに拒否する。センターにいるべき人の画像がない。或いは、グレースケールになっている。それはもう滑稽なほどだ。
イマドキ、ネットでライブの申込みができないとか時代遅れ感はあるが、アナログで面倒なくらい、高くはないけどたくさんのハードルを作らないと、あの人数を捌いていくのは大変だと思う。ファンの間で大きな事件が起こると、そのタレントの活動も制限されかねない。
デビューして間もないのにドーム公演ができたりするのも事務所が育てる気満々だからだ。まぁ、本人たちはジュニアの頃から場数を踏んでるからなのかな。そのへんはよくわからないです、すみません。
そんな甘いもんじゃないのよ、あの事務所は!という話をされたこともあるが、あくまでも私の中の比較対象がある中での話なのでそこはご了承願いたい。
どんなに力があるタレントやアーティストでも、経営を考えなければならなくなると行き詰まる。自分が売れないと事務所が傾くとなると、意に沿わない仕事もしなればならないし、本来なら制作活動に向けられるべきエネルギーが削がれていく。本末転倒だ。
ジャニーズ事務所で守られていることを自覚できているタレントは、多少の勘違いもしながら、自分を律し、先を見据え、自分を磨き、道を探す。外の世界に出て行き、力をつける。道中いろいろありながら、20年そうしてきたのがV6だ。
Anniversaryの花道を考えたときに、世間的な一番のインパクトは嵐さんのオーラス登場。
何が起こっても翌日は公演はない。どんなことでも思いっきりできる。音漏れもそのひとつだったかもしれない。計算し尽くされている。見事だ。
ライブから10日以上経った今、あの日のライブの様子が掲載された雑誌が続々発売されている。紙面を見るだけで、同じ会場にいたような錯覚に陥ってしまう。よかった。本当によかった。メンバーの顔を見ると泣けてしまうなんて、アタシも相当焼きがまわったわ!なんて時代劇か。
嵐さん目当てにあの会場に入った人は、あの圧倒的なクオリティと、嵐さんでは考えられない想像を絶する近さに何を思ったのだろう。
少しでも楽しかったなーと思ってくれたらいいな。嵐さん目当てにうっかりWOWOW*1とか見ちゃって、虜になっちゃえばいい。
あ、言及しないとかいってたのに〜
音漏れ事件〜愛の形
なんとなくV6の音漏れ事件にについて考えてしまった。是非ではないし、想像の域も超えないが、書き留めてみたい。
「悪いのはV6です」
その時、井ノ原くんは確かにそう言った。
でも、それは代々木でだけ起こった。なぜか。
オーラスであること。デビュー地代々木であること。
そして、なによりもその日1日のファンの行動だったのではないかと思う。
なんにもないかもしれないのに集まった2万人。
指示に従い、おとなしく待った2時間ほど。
そして、公演が始まっても外でおとなしく同じ時間を過ごしていた1万人。
心を動かされると、時にマナーとか、常識とか、身の危険とか、関係なくなることがある。
あの日がそうだったのではないだろうか。
それが、スタッフのドア開け音漏れに始まり、岡田くんの「外いってきたよタオル投げ事件」に繋がった。岡田くん、後で怒られたかもしれないよ?わかんないけど。
でも、うれしかった。ただうれしかったのだ。V6もスタッフも。
本当は全員中に入れたかった。でもできなかった。それでも、こうしてお祝いしてくれる。みんなの気持ちがひとつになって本来なら起こりえないことが起こった。ただそれだけである。私はそう思っている。だから東京ドームでやればいいのに、というお花畑は、おととい来やがんなさい。
だから、マナーを守った方がバカみたいだとか、お金払ってみているのになんで外なんて、というのは本当に淋しい。もし、自分が思いも掛けないラッキーに恵まれても同じことを思うのだろうか。V6側はちゃんと理由があってやったこと。本当の理由は知るよしもないが、湧き上がる負の気持ちは自分との戦いだ。悔しい気持ちはわかるが、言の葉は自分に還ってくるよ。
そんな感じでほこほこしていたら、頼まれたグラスホッパーの舞台挨拶が当たってしまった!マジか〜いいことあるなぁ。生田斗真みたかったなぁ〜とちょっと思ったけど、そこは長く応援してる依頼人に素直に渡した。
ほら、情けは人のためならずだもんね。
V6〜SINCE1995 〜FOREVER-ライブ雑感
何十年もの間、いろいろなLIVEに行ってきた。
同じツアーに何回も行ったこともあれば、遠征したこともある。
ジャニーズのちゃんとしたライブは初めて。だもんで、いろいろご異論はあろうが許して頂きたい。今後精進してまいります。
DVDで嵐の国立競技場とかはみてた。V6もDVDではみてた。
そして、今回の20thAnniversaryの今回。
センターステージから四方に伸びる道の先にメインステージ、それをつなぐ外周の道。
各ステージでリフトアップダウンされるしかけ、メインステージ奥からメンバーが出てくるときの大きなジャングルジムのようなしかけ。そして照明。
大がかりなモノはそれくらいだ。炎が出たりテープが飛んだりはするが、基本的に6人だけの歌とダンスとMCで構成されている。
ジャニーズには定番のjr.がバックで踊ることもなければ、基本6人以外がステージにあがることもない。
これ以上ないくらいシンプルな構成は、6人の力の凄まじさを感じさせる。
ツアーというが、毎日本数こなしていくモノではなく、全員別の仕事をこなしながら1週間おき、2週間おき、ぽつんぽつんと行われるのだ。何十本のツアーで本数すすめていくにつれ、やっと体に染み込んできた、とか、馴染んできた、とかいうライブをずっと見てきた私は、このスケジュールで大丈夫なのかな、正直どうなんだろ、と思っていた。
ライブと一言でいってもいろいろある。正確にCDに近い音源を提供するというのもあるだろうし、歌唱力や演奏でオーディエンスを圧倒するというのもある。MCで惹きつけるというのもある。どれも魅力的だし心躍らせる。
V6はどうだろう。
今回の構成は、オープニング〜客席スタンディングのままのMC〜中盤〜座らせてのMC
〜後半〜アンコール〜ダブル〜(トリプル)だ。
20周年のAnniversaryということもあって、全シングルを怒濤のように放出する。20年間の集大成とあって、メンバー本人も振りを忘れているものもあったそうだが、デビュー当時の元気いっぱいな弾むようなダンスから、ここ何年かの静かだけどリズムも振付も複雑化したダンスまで そのペースは落ちることはない。MC30分、残り2時間半というところか。
V6は歌も上手い。全く違う6つの音色は、1つになったときにえもいわれぬハーモニーを醸し出す。どよめきが起こったのは、君君*1のアカペラだ。
V6ですかー、腹立つくらい歌上手いですよね、と職場の38才♂に言わしめた坂本くんの歌唱力は誤解を恐れずいわせてもらえば、ジャニーズにしとくのはもったいないくらいだ。いろいろな歌声を使い分ける。声ではない、歌声を使い分けるのだ(大事なことなので2回いいました)
MCのイノッチと思われがちで実際そうだが、彼の歌唱力も群を抜いている。この2人の歌を聴かずして、ジャニーズ歌下手くそとかいうんじゃねえよ、ってことだ。イノッチの泣きの歌声は何時間でも聴いていられる。
岡田くんは音をはずさないということを上手いというのであれば、上手い。V6の低音部を支えるのは彼だが、高音になるととたんに甘くなる。この辺はゴスペラーズの北山陽一氏と重なる部分が多いがそれはまた別の機会に。
剛くんの音は誰にも出せない。輪郭をくっきり縁取って、色鉛筆で薄くパステルトーンを塗ったような。私は彼の鼻にかかったような〈あー〉が好き。
健くんの、〈どこを切っても三宅健〉という揺るぎない声は、V6の歌の真ん中を支えている。彼が芯になって、メンバーのファルセットやシャウト、ウィスパーが多彩な彩りを添える。そして、この2人がラップに回ると最強だ。バツグンの安定感とリズム感は他の追随を許さない。嵐の櫻井くんのラップとは質が違う。櫻井くんは言葉だが、彼らは音だ。
長野くんの声は幅の広い倍音で、ソロを取ると他のメンバーと比べると声量がなく弱い感じがする。歌いながら音色が変わるのは彼だけだろう。突出して強い声ではない分、多彩な音色がぶつからないようにオブラートに包むような優しい音で全ての声をまとめる。
最初のMCは、たったままイノッチのリードで客席の年代別性別点呼を取る。これでメンバーと客席との1本だったラインが、オーディエンス同士の横のラインも浮かび上がる。子どもたち、男性、スタッフ、10代から80代までの点呼は、客席そのものも一体化してしまう。2回目のMCは客席を座らせてイノッチが回していくが、新しいアルバム、番宣、物販など必要伝達事項の他は、毎回変わる。いついっても同じことを話すアーティストも多い中、これには驚かされた。イノッチがメンバーに振りながら、笑いを引き出していく。イノッチと一緒に引っ張っていくのは健くんだ。自称、根はおばちゃん2人の回すMCは緩急織り交ぜて楽しい。メンバーもいつ何が飛んでくるかわからない。このMCの間、坂本くんや長野くんは楽しみながら身体を休める時間になっている。写真を使うところもあったから、イノッチは毎回MC小道具の打ち合わせも必要なことがわかる。剛くんが通販で買ったもののクレームを最終的には健くんが引き継いだ、という話は面白かった。イノッチが、オマエ買ってねーだろ!と何度も突っ込んでいた。
そして、私がなによりも感じたのは、彼らはアイドルだということだ。
普通のミュージシャンの場合、歌わなきゃ、プレイしなきゃ、ただのおじさんおばさんおにーさんおねーさんだ。彼らはそうではない。そこに存在するだけで、なにもしなくたって人々の心を掴んでしまう。彼らもそれをわかっていて、できるだけ客席近くにいこうとしてくれる。
横浜では、あろうことか岡田くんが2階スタンド席に現れた。1階席だった健くんがもみくちゃになって大変だったと聞けば、どれだけ危険が伴うかわかる。他の会場ではスタンドトロッコといって2階席の高さのトロッコに乗って会場を回った。下の方でごちゃごちゃやっているのではなく、目の前に来てくれるのだ。これがどこの席も神席といわれる所以だ。よく、ステージの上から、後ろの方までみてるよーとかいわれるが、正直、ほんとかよ、と思う。まぁ、黒い塊として見えるは見えるから嘘ではないのだが。今回はなかったが代々木のVロードや各会場のスタンドトロッコ、ドームとか大きいところじゃないからできるんでしょ、ともいえる。が、今回、オーラスの代々木は、東京ドームでできるくらいの応募があったそうだ。私も含めて、多くの人がチケットをとることができなかった。でも、それでも彼らは敢えて代々木を選び、聖地を選び、ファンの近くにいくことを選んだ。そして、それを救済するためにジャニーズ初のWOWOW中継、外での記者会見となるわけだ。
話がそれたが、会場中を歩きながら、メッセージのうちわを読みながら、ファンサービスという名で、目線を合わせ、ピースをし、手を振って、ハイタッチまでする。通路に落ちたテープを拾って渡し、子どもの頭をなでる。だいたいステージの上の人が客席をみるとき、個人というより客席全体をひとりのオーディエンスとしてみていて、アリーナ前列にいてアーティストと目が合ったと思ってもみられている感じがしたことはあまりない。が、彼らはちゃんとひとりひとりみていくのだ。健くんと目が合った、というより、みられた!と思ったのはそのあたりだ。だから、みてもらえないのもよくわかる。一列前をみているな、とか頭越しだな、とか、私でもわかるくらいだからVコン歴の長い人はもっとわかるだろう。
このアイドルアイドルしたパートとキレキレなダンスと歌のアーティストパート。MCのお笑いパートも含めれば、もう満足するしかないだろう。そして、思い出したように書くが、みんなイケメン(笑)
そして、もうちょっと足りないなぁくらいな絶妙な引き際でライブは終わる。
V6どうだった?と良くきかれる今日この頃だけど、一言で言うと「楽しかった!」コレに尽きる。たくさん笑ったし、歌ったし、惚れ惚れしたし、踊った(つもり)だし。
イノッチの最後の挨拶、「これからみんな現実に戻って大変だけど、今日のことを思い出していつも笑顔でいよう」そういうことだ。
岡田くんはみるたびデカクなっていて堂上教官*2も、深町さん*3ですら存在していなかったし、剛くんはこの人が殺人鬼*4とか絶対信じられないし、踊るイノッチはあさイチのMCではなかったし、坂本くんの手の先にフライパンは見えなかったし、長野くんのロイヤルスマイルには畑で汗する姿は想像できなかったし、健くんは奇跡のおじさんだった。
どんな仕事をしていても、きっとベースはここなんだろうな、20年掛けて培ってきたモノはここにあるんだろうな、と感じられた。次のライブはいつかわからないが、楽しみで仕方がない。それまで生きていよう!と強く思えた。人生折り返し点を過ぎて、新しい目標ができて、ただただありがたいばかりである。
制作開放席
V6の20thAnniversaryも最終コーナーを回り東京・代々木を残すのみとなった。
今日は制作開放席のメールがきているらしい。
代々木に申し込んで落ちた人の中から抽選で送られるこのメール、あなたには制作開放席に座ることができるかもしれないんで座りたいなら申し込んでねもしかしたら当たるかもしれないから、という蜘蛛の糸である。
横浜公演のとき、我が家にもやってきた。
9月19日から始まる横浜公演、コンサート事務局からご案内が来たのが14日の正午。
翌日より希望日に申込みできて、当選の場合は指定のクレジットカード引き落とし。
FC価格の8200円で手数料は340円。1人2枚まで。席が離れる可能性有り。
当選結果はライブ前日の18日夜。
メルアドはjohnnys'netに登録しているアドレスだ。
翌日。
申込みURLをクリックするとアプリからの申込み画面が立ち上がる。
申込み資格のある会員番号以外ははじかれる。
希望日も選べる。同行者はFC会員でなくてもOK。
ただし。申し込んだ名義以外の人は入れない。
多名義所有で、自分以外の名義で当選したとしても、自分が入るためには当選名義本人が必要になるのだ。
今回、相方にも開放メールが来ていて、代表者と同行者を入れ替えて違う日に申し込めるのか事務局に問い合わせたら、不可の返事が来た。
もったいないが1本は涙を呑んで捨てる。
申し込むと完了メールがくる。
やることはひとまず終わり。
悶々と日々を過ごすことになる。
結果発表日のVみくじは、イノッチの凶!
ひぇぇぇぇ(>o<)
結果がきたのが18日20:25!
V6【横浜公演】制作開放席の当選結果をご確認ください。
というMMS。
と同時にアプリから当選結果をみることができた。
会員番号と代表者氏名、同行者氏名が明記されていて、代表者は会員証、両名とも本人確認書類を必ず持ってくることが記されていた。
なにしろ、前日の夜である。バタバタと支度をして、忘れ物チェック!
翌日のライブに備えるも、もう気持ちはふわふわ〜〜うちわはムリ!
ライブ当日のVみくじは、健ちゃんの凶!なんでやねん(>o<)
チケットの引換は確か17:00に引換窓口へ集合。
開放席だけでなく、ハガキを持っている人や、書類を持っている人や、いろんな人がいるんだな、と思わせられる列ができていた。
早い者勝ちだから走らなければ!という未確認情報を掴んでいた(?)私たちは若干焦ったが、もともとなかったと思えば、、と気持ちを落ち着ける。
窓口で、両名の会員証、免許証、当選画面のiPhoneを提示。
窓口のキレイなお姉さんが念入りにチェックし、会員番号の付箋のついたチケットを渡してくれた。走ることは全くなかった。
そして、そのまま入場。ここで誰かとすり替わることは不可能である。
その入り口で、Vみくじを受け取った。剛健最強♡
横浜アリーナの機材開放席は3階スタンド東だった。
高い。高いけどメインステージほぼ真横。アリーナ後方は遠いけど、いいんじゃね?
周りは昔の若い人が多い感じがした。感じがしただけだから正確なところはわからない。
ライブが始まってぶいさんたちが出てくる。歌う。踊る。ち、ち、近いっっっ!
メインステージはオペラグラスはまったくいらない。
横からフォーメーションを、ダンスをみる、という希有な体験だった。
幕裏のセットに乗り降りするぶいさんたちが見える。
スタッフさんが押しているのもわかる。
ただし、スクリーンで何が起こっているかは全然わからなかった。
セットリストをみて、39symphonyってなんだろ?と思っていたくらいだ。
横浜は、スタンドにぶいさんたちが出てきてくれた。
岡田くんが、私たちのいるところへ近づいてきて、手を伸ばせば届くくらいのところまで。
そこはほら、わりと落ち着いたところだったもんでパニックになることもなく、といいながらテンションはMAX!
いつ歌った?って曲はそのあたりだったらしい。
聞けば、下の階に出てきた健ちゃんはもみくちゃになったとか。
危ないといえば危ないが、こんなことがおこるんだ!というひとときだった。
こんな感じで、夢見心地の横浜アリーナ制作開放席は終了した。
代々木は長いからどこがその席に当たるのかは全然わからないけど。
代々木の通称バボちゃん席は、ワールドカップバレーのマスコット、バボちゃんが両手をあげていることから、代々木第1体育館の天井を支える、というところからきている。
ワールドカップバレーといえばV6。
代々木は入れるだけでラッキーというプラチナチケットだから、バボちゃん席でも楽しめると思います〜
制作開放席のチャンスを手にした人は、慌てないで落ち着いて申し込んで。
当たった人は、忘れ物のないように会場に向かってください。
ジャニーズ
青山劇場に少年隊のプレゾンを観に行ったのが初生ジャニーズ。19をビデオで観て、来年は観に行きたいと思ってチケットを探した。思えば、当時はレンタルビデオでジャニーズがあったわけだ。チケットは、ぴあとかのプレイガイドではなく、ファンクラブに入らないととれないと知って驚いた。躊躇わず入会。そしてあの変幻自在なセリの青劇に驚き、二部のショーに度肝を抜かれた。今思えば、あんなに踊りながら息も切らさずに生歌ってのはないよな〜とわかるんだけど、当時はただただこんな世界もあるんだ、と。ヒガシが、「今日は日曜日でオトナの方も多いので、ちょっと座りましょうか」と言ってくれたのを今でも覚えている。
当時、私は妊娠中で、それから舞台鑑賞から遠ざかることになる。