V6オーラスと嵐さん
そろそろ落ち着いてきたみたいなのでまた書くかな。
思っていることを書くというのは思いの外すっきりする。
一度吐き出すと、気がついたら考えているなんてことが少なくなる気もする。
V6エントリーでは、たくさんの方に読んで頂いたようでびっくり。いろんな意見があるからきっと違うって思う人もいるだろうなぁ。お手柔らかにお願いします〜
でもまあこれは単純にあの日の様子を知りたかっただけのアクセスだとわかってますよ。
ところで、オーラスに嵐さん。噂が流れたときはかなり物議を醸した。
私の結論から言うと、あれでよかったと思っている。もちろん、嵐のうちわをもってV6オーラスに入るようなトンデモちゃんは論外である。言及するに値しない。
まず、嵐さんがぶいさんたちを大好きだということ。
20周年をお祝いしたいと思っていたということ。
ここにツッコむところはない。何の問題もない。
松潤が気にしていた、V6とファンの大事な時間に嵐が入っていいのか、というのがこの問題のポイントだろう。
嵐はダメでTOKIOはいい?じゃあ、JUMPは?それも変な話だ。
お祝いだもの、今まで後輩や先輩が来てくれていたのにV6の時はナシとか。
いやいや、確かに20周年AnniversaryはV6とファンのもの。
だけど、嵐だってV6チルドレンだし、TOKIOだってほぼほぼ同期の桜で肩組みたいだろうし、ぶいさんたちだって来てくれたらうれしいと思ってたと思う。
嵐さんがV6のステージにあがれば、翌日のニュースは嵐さん一色になるのはだれでも予想できた。ファンが一番危惧したところでもあった。
嵐さんがビッグネームであることは彼らのせいではない。推定180万人のFCの人数。V6の28万人は嵐の膝くらいまではいけるかな。イノッチが「いいんじゃね?」くらいのノリでOKをだしても、松潤はそれに乗っかるわけにはいかなかった。大好きな先輩の晴れのステージを台無しにするようなまねはできない。でも、お祝いしたい。悩んだ末、ライブの流れの中での登場するタイミングは、アンコールのTAKE ME HIGHER。
あとは日程だ。
オーラス登場の噂の中、私も新潟がいいんじゃないかな、とか、名古屋?百歩譲って代々木の土曜日とか?なんて考えていた。だって、地方、盛りあがるじゃん。いっつも東京ばっかりだし。結局、代々木は連日誰かがロイヤルボックスに座っていたし。
オーラス以外に嵐登場。いいんじゃない?
でも、もしそんなことになっていたら、と思うと今でもゾッとする。オーラス翌日のWS、新聞、ニュースはまだ記憶に新しい。
【V6のオーラスに嵐がバックダンサーでついた!!なんて豪華な!!】
ほぼ全てのメディアでとりあげられ、話題にされた。全国放送、ローカル放送共にである。
11月1日はデビュー記念日。外で記者会見、そしてツアー最終日の流れ。
ここで20周年の締めくくりを大きく取り上げてもらわなければならないのだ。
別の日に嵐が登場して、「豪華!」と取り上げられたV6のステージ、再び大きなインパクトを持って扱われるだろうか。
答えは否である。たぶん、ベタ記事、囲み記事でツアー最終日がつつましく出るくらいだ。
そんなことになってはならない。まだ解散してないの?とか、まだいたの?とか思っていやがるV6に興味がない人でも、1回は目にするくらいの勢いで露出し、20年目に突入しなくてはならないのである。飛ぶ鳥を落とす勢いの嵐を後ろに従えて、だ。
そのためのダシになるくらい、嵐さんが喜んで承諾したのは想像に難くない。いや、きっと邪魔だけはしたくないと思っていたはずだから、役に立つならうれしいよね。果たして、結果は目にしたとおりになった。
ジャニーズ事務所というところは、鉄の要塞でタレントを守っていると思う。
タレントが一番。ファンは二番。チャンスを与え、協力し、教え、導き、守る。ネットでの悪用を考えてなのか、今となってはもうよくわからないが、ネットに画像を載せることを頑なに拒否する。センターにいるべき人の画像がない。或いは、グレースケールになっている。それはもう滑稽なほどだ。
イマドキ、ネットでライブの申込みができないとか時代遅れ感はあるが、アナログで面倒なくらい、高くはないけどたくさんのハードルを作らないと、あの人数を捌いていくのは大変だと思う。ファンの間で大きな事件が起こると、そのタレントの活動も制限されかねない。
デビューして間もないのにドーム公演ができたりするのも事務所が育てる気満々だからだ。まぁ、本人たちはジュニアの頃から場数を踏んでるからなのかな。そのへんはよくわからないです、すみません。
そんな甘いもんじゃないのよ、あの事務所は!という話をされたこともあるが、あくまでも私の中の比較対象がある中での話なのでそこはご了承願いたい。
どんなに力があるタレントやアーティストでも、経営を考えなければならなくなると行き詰まる。自分が売れないと事務所が傾くとなると、意に沿わない仕事もしなればならないし、本来なら制作活動に向けられるべきエネルギーが削がれていく。本末転倒だ。
ジャニーズ事務所で守られていることを自覚できているタレントは、多少の勘違いもしながら、自分を律し、先を見据え、自分を磨き、道を探す。外の世界に出て行き、力をつける。道中いろいろありながら、20年そうしてきたのがV6だ。
Anniversaryの花道を考えたときに、世間的な一番のインパクトは嵐さんのオーラス登場。
何が起こっても翌日は公演はない。どんなことでも思いっきりできる。音漏れもそのひとつだったかもしれない。計算し尽くされている。見事だ。
ライブから10日以上経った今、あの日のライブの様子が掲載された雑誌が続々発売されている。紙面を見るだけで、同じ会場にいたような錯覚に陥ってしまう。よかった。本当によかった。メンバーの顔を見ると泣けてしまうなんて、アタシも相当焼きがまわったわ!なんて時代劇か。
嵐さん目当てにあの会場に入った人は、あの圧倒的なクオリティと、嵐さんでは考えられない想像を絶する近さに何を思ったのだろう。
少しでも楽しかったなーと思ってくれたらいいな。嵐さん目当てにうっかりWOWOW*1とか見ちゃって、虜になっちゃえばいい。
あ、言及しないとかいってたのに〜