音漏れ事件〜愛の形

なんとなくV6の音漏れ事件にについて考えてしまった。是非ではないし、想像の域も超えないが、書き留めてみたい。

 
私はどうだったんだろう?とふと思ったのがキッカケだ。少なくとも、怒ってはいない。かといって、嬉しくもない。羨ましい?うーん、全く羨ましくないとは言わないが、なんか違う気が。妄想得意だもんで、それぞれの立場に身を置いてみた。
 
チケットない場合。
 
特に、遠征組の悔しさは想像に難くない。チケットないのに遠征してる時点でかなりだ。ちゃんとルールを守ってホテルに帰る。食事に行く。映画を観る。カラオケでV6!って人もいたかもしれない。
 
音漏れ容認されていたと知った時のショック。
 
これは引きずる。引きずるな。なんで!って思うわ、それは。恨みごとのひと言でも言いたくなるわ。根本に、ぶいさんたちの意向に沿ったのに!って思うし。怒りも哀しみもあると思う。私なら間違いなく相方に八つ当たりする。
 
遠方の人は、なんで代々木だけ?って思うよね。ガイシだってできたじゃんとかマリンメッセもできないかな、立地しか知らないけど。
 
100歩譲って記者会見は仕方ないにしても、音漏れ聴けるとかズルいと思うよね。やっぱり代々木の特別感が倍増するだけというか。東京だから仕方ないと諦めちゃうけど。
 
なんにせよ、今回はライブの本数少なすぎた。場所も少なすぎた。九州まとめて1本とかないわー。北海道怒るわー。地方の飢餓感はさらに増したんじゃないかなあ。今度はもっと増やして欲しいと思う。てか、岡田くん忙しすぎ。
 
私はルールはちゃんと守る、と帰った人行かなかった人。
これも辛いなあ。なんで?と思うなあ。ちゃんと言うこと聞いてたのにこの仕打ち?って。
残れたのに、だっていけないことでしょ?って小一時間問い詰めたいよね。誰を、誰かをだ。なんで残んなかった!って自分に説教。
 
ライブに行けた場合。
 
代々木は体育館なので、通常のアリーナやホールのような中ドアがない。中に入ると暗幕が掛けてある場合が多い。ドアが開けられた時、音はどうなるのか。さすがにそこまで考えてPAのプランは立てられてないと思うから、開けたら著しく音質が変わる場合、やっぱりドアは開けられなかったんじゃないかな。その辺は全くわからないけれど。昔に比べると音もずいぶん良くなったと思う。
 
いずれにしろ、ドアが開いてるとか閉まってるとか、音の違いで気にする人やわかった人はいないと思うなあ、さすがに。テンション上がってるし、メンバーみるのに必死だと思うしね。わかってたらすごい。尊敬します。
 
担当っていうのは自分の担当の人しかみないんだそうだ。私は近くに来た人を愛でる派なので、担当を追う前列の人と向かい合うのが正直困惑した。長いライブ参加人生で初めての経験だった。とすれば、ずっと追っていた担当の人がいなくなったらどう思うだろう。今回の場合は、外に走って行った岡田くんだ。
 
私だったらまず心配する。
ステージから落ちたか。具合が悪くなったか。ケガでもしたか。マイクの調子が悪いのか。悪いことしか浮かばない。武闘派だって不死身ではない。
 
そしてやっと戻ってきたらあろうことか「外行ってきた」
 
は?外?ってなるか。この時点で既に音漏れ組がいることは知っていたようだから、そこに行ったのはわかったと思うけど、まず無事で良かったと思うな。それから、戻ってきたからいいや、と。
でも、長い強いファンそうじゃないのかもしれない。全ステするような強いファンは、リアルで何かを犠牲にしている。だってそうでもしないと時間もお金も足りなすぎる。それか、大富豪のお嬢様か。
そういう人たちは、一瞬でも担当が消えることをどう思うのだろう。怒るかな。ちょっとくらいいいじゃん、と思う淡白な私だけど、理解できないこともない。
そこにお金払ってるのに、が出てきちゃうとお下品だわ、と密かに思うけど。
 
そして、音漏れ組。
 
音漏れ組は、最初から狙っていたわけではないと思う。
ただそばにいたかった。同じ時間を過ごしたかった。ただそれだけだったはず。
ルールだって知ってたと思う。でも、ドアを開けられてそれを蹴って帰れる人がどれだけいるだろう?
寒かったと思うし、お尻も痛かったと思う。
でも、今回のことはそこにいられなかった、そして中にも入れなかった人がもっとたくさんいて、その人たちもこの状況の後押しをしてくれたんだ、と思ってくれたら嬉しい。
表参道歩いてたら健くんがいた!くらいなもんですよ。
幸せになった分、誰かに優しくしてあげてほしいと思う。次のライブでも。誰かの舞台でも。
 
そして、V6。
彼らにしてみたら会場の中も外も遠くにいるファンも新規のファンもみんな大事で上とか下とかないんだよね。
彼らは、記者会見の時の人の絨毯を見た。
その様子もスタッフから聞いたかもしれない。中から見てたかもしれない。
そしてライブ中に知った外にまだ人がいるという事実。驚いたと思う。
出来る限りの事をしたい、というのはWOWOWという形になっだけれど、その時もそう思ってもおかしくはない。
そして体力余りある末っ子が飛び出した。警備とかステージに穴あけるとかまるっと抜け落ちて、ただ走った。
 
今回、行動することは大切なんだという事例をいっぱい見聞きした。
自分が目立とうとか自分だけのためにではなく、V6が大好きでV6のために。
それは紛うことなく愛だ。
タイミングが少し違って明暗分かれたとしても、みんな愛に動かされてここまできた。
 
私は、前回、怒っている人たちを淋しいと書いた。逆の立場だったらどうなのか、とも書いた。
でも、そんな単純なことじゃなかった。
人を愛するということは楽しいことばかりじゃない。自分の醜いところがみえてしまうし、ハートブレイクなこともいっぱいある。でも、それでも愛しちゃうんだよね。リアルに抱きしめてくれることはなくても、彼らからの愛は感じるから。そうでしょ?
 
このオトシマエは、もう事務所とエイベックスに頑張ってもらって、全MCとプロペラ、セクシー略奪、ああもうみんなぶっこんだハートフルなDVDを作ってもらうしかない!と断言して、妄想を終わりたいと思います。
 
みんな幸せになりたいもんね。

追記
あれからWSや、今日(11/08)になってもオーラスの様子が流れてますね〜。
これだけみちゃうとさ、オーラス入れた人はスペシャルだらけだったんだから文句いってたらバチが当たるぜって思う私です、はい。